光源氏はなぜモテるか。

世の中にカッコイイ男性は沢山いても、光源氏ほどモテた人はあまりいないでしょう。(フィクションですけどね。)

しかし、カッコ良ければモテるのか、というと、それは違うというのは、人生をある程度生きてみれば分かりますよね。

光源氏はモテるだけでなく人に嫌われない。
あれだけ好き放題やって、彼を心底嫌っていたのは弘徽殿太后くらいでしょう。

それはなぜか。
ずばり言えば、〝共感力〟の高さです。

光源氏は、ずば抜けた共感力の持ち主で、すっと相手の懐に入ります。
「ああ、この人、わたしを分かろうとしてくれてるんだ。」
或いは、
「自分にはこんな風に心を許してくれた。」
などと、相手を懐柔してしまうのです。

実際には、秘密主義ですし、自分の思い通りに事を運ぶ天才ですよ(笑)
だけど、相手の立場や気持ちを咄嗟に考えるクセみたいなものを持っています。
恋愛においてはその上で自分の我を通す。

加えて、スッとした優雅な立ち居振る舞いの美しい貴公子がふと見せるあどけなさや、人間ぽい可愛らしい行動。
自分の思い通りにムチャもするけれど、ここぞという時は必ず決める実力と運の持ち主。

皆が彼には何かしてあげたくなる(笑)
同性も友人にしたくなって当たり前です。

「共感力」は、男性より女性の方が優れていると、昨今では心理学の分野でも言われていますが、男性が和歌を詠むような平安時代であっても多分そうなんでしょうね。

という事は、ちょっと中性的な思考が出来る人だったのかも。…って、フィクションですがf^_^;

「賢木」では、いよいよ弘徽殿太后側に追い詰められて、朝廷でも干され気味になった光源氏が、面白くないからと出仕せず引きこもりになり、訪ねて来た頭中将とゲーム大会を盛大にやる場面が描かれています(笑)
これぞ光源氏。
つまらないと思う事はやらない男。

この後、大ピンチを迎えるのですがー(笑)


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